フランチャイズを開業する上で必要な準備とは?準備資金についても説明します!

フランチャイズを開業する上で必要な準備とは?準備資金についても説明します!
今回はフランチャイズを開業する上で、準備するべきことについて分かりやすく解説していきます。気になる準備期間や準備資金はもちろん、実際に開業するまでの流れも詳しく説明するので、開業までの準備をしっかりイメージしてみてくださいね。

フランチャイズの開業に必要な準備期間は?

まずここでは、フランチャイズの開業に必要な準備期間について見ていきましょう。

準備期間は1年以上!?

飲食業のフランチャイズの開業までの期間は、少なくても1年程度が必要だと言われています。この期間は、失敗しないために最低限準備するべき期間なので、必要な準備が済めば半年でも開業することは可能です。1年もの期間が必要な理由としては、「立地や運営方法など検討するべきことが多い」や「技術的なノウハウの習得に時間が掛かる」という点が挙げられます。

フランチャイズを始めるまでに確認するべきこと

フランチャイズの開業までの準備期間はおよそ1年と紹介しましたが、それまでに確認しておきたいことがたくさんあります。確認するべきことを見やすくまとめたので、確認していきましょう。

  • 現在勤務中の仕事関係についての確認
  • 開業に必要な資金の金額と調達先の確認
  • ロイヤリティの方法を確認

以上の3つは、フランチャイズを始める前に確認しておかないといけない項目になります。ロイヤリティについては本部が決定してからの確認になりますが、そのほかの項目については必ず事前に確認しておきましょう。次に準備資金について詳しく解説しているので、まだ確認できていない方は参考にしてみてください。

フランチャイズの開業に必要な準備資金は?

ここでは実際にフランチャイズを開業するまでに必要な、準備資金の金額とその調達先について学んでいきましょう。

準備資金の金額と内訳

まず飲食業のフランチャイズを開業する際に必要になる準備資金は、総額で約900万円となります。内訳としては、「内外装工事費」、「什器・備品・機械等」、「運転資金」、「テナント賃借費」となっており、工事費が約半分を占めています。その他にも求人広告費や営業保証金などの細かいものはありますが、大きな項目は上記の4つだと覚えておきましょう。

準備資金の主な調達先

飲食業の準備資金は約900万円と高額なことが分かりましたが、どのように調達しているか気になりますよね。実は自己資金のみで自己資金を用意している方は少なく、ほとんどが金融機関等でお金を借りて用意しています。自己資金のみでも足りるという場合でも、余裕を持った経営のために金融機関等で借りるという方も少なくありません。

フランチャイズの準備①情報収集

ここからは実際にフランチャイズを開業するまでの流れを、順序ごとに詳しく解説していきます。まずここではフランチャイズの準備として最初に始める、情報収集についてまとめて見ていきましょう。分かりやすいように情報収集の重要ポイントを3つに分けて説明していくので、簡単に覚えることができますよ。

情報収集には手間を惜しまないこと!

情報収集は、フランチャイズを始める時に一番重要な行動です。フランチャイズを行っている企業は、飲食業やコンビニエンスストア等の代表的なものを始め、介護サービスやハウスクリーニングなど様々な業種のものがあります。フランチャイズ本部の情報はネットや、合同イベントで収集することができるので決め込まずにしっかりとリサーチしていきましょう。

資料請求や説明会に積極的に参加しよう!

ある程度の業種が定まったら、その業種の中で気になるフランチャイズ本部に的を絞っていきます。気になる本部が決まれば資料請求を行ったり、経営に関しての説明会に出席したりということを積極的に行っていきましょう。この時開業する予定の本部がすでに決定している場合でも、複数の同業種本部から情報収集をすることで、見比べて検討することが可能になるのでおすすめです。

気になる本部には直接出向こう!

資料請求や説明会参加をいくつか終えると自分に合っている本部が見つかりますが、気になることも増えていきます。そのためある程度契約したい本部が決まってこれば、直接話を聞きに行った方が疑問点や不安点が解消できます。また、直接足を運んで訪問することで、相手方の対応やサポート体制を確認することが可能です。

フランチャイズの準備②立地の選定・人材の採用

飲食業でフランチャイズの開業をすると決めた場合、本部が決まれば店を構える場所の立地条件や、バイトなどの人材の確保を行っていきます。

立地条件の選定

飲食業において立地条件は、他のどの条件よりも重要だと言うことができます。それほど大事な選定になるので、候補物件を本部が紹介してくれるというケースも少なくありません。また、本部ごとに立地判定に関するノウハウが存在しているので、よく話し合いを行って検討を重ねて決めるようにしましょう。

人材の採用

接客業でもある飲食業は、オープニングスタッフの教育も大事な項目になってきます。人材の採用には時間とコストがかかりやすいので、開業計画のなるべく早い段階から求人広告などで募集をかけていきましょう。人材の採用を行う際には、本部が準備しているマニュアルを参考に人数や配置などを、あらかじめ想定しておくことが必要です。

フランチャイズの準備③運営方法や予想収支をシミュレーション

ここではフランチャイズの準備で一番確実に行う必要がある、シミュレーションについて詳しく解説していきます。

運営方法のシミュレーション

このシミュレーションは人材の採用に移る前に行うこともありますが、今回は人材の採用が終了している段階として紹介していきます。テナントや人材の確保が完了すれば、実際に必要な経費が明確に分かり始めます。この段階でもう一度しっかりと運営方法をシミュレーションして、「事業計画書」を作成することが必要です。

自己で事業計画書を作成すれば、本部があらかじめ用意している事業シミュレーションと照らし合わせていきます。この時に大きく差額が生じてしまう場合は、事業計画書の内容に無理があることが多いので、もう一度最初から作成し直しましょう。

予想収支をシミュレーション

いざ開業してみて、赤字経営が続いてしまうと元も子もありません。そうならないために運営方法のシミュレーションと同様に、予想収支のシミュレーションも行うことが肝心です。収支の計算をする方法は、予想できる売り上げから「テナント賃料」、「本部へのロイヤリティ」、「光熱費などの諸経費」、「給料などの人件費」を差し引いて計算していきます。

フランチャイズの準備④本契約~開業

やっとフランチャイズの本部とついに正式な契約を結んで、開業を迎えるまでの準備が整いましたね。ここでは正式な契約を締結する前に、確認しておかなければいけないポイントを3つ紹介します。

もう一度契約書の内容を確認する

本契約は、契約の意思表示をして法廷開示書面を受け取った後で、提示されるのというのが一般的になります。正式な契約書が手元に届いたら、もう一度記載されている内容を熟読するようにしましょう。特に、「違約条項」、「競業避止義務」、「商圏保護条項」の3項目については、しっかりと確認することが大切です。

気になることがあれば事前に確認しておく

契約書を確認してみた結果、気になることが出てくることも少なくありません。その時は直接本部に対して質問することをおすすめします。また、専門的な知識や見識が必要な内容の場合は、弁護士などの識者に相談することも有効な手段です。

開業準備が完了しているか確認する

最後に開業を迎えるまでに準備しなければいけない項目が、すべて完了していることをもう一度確認しておきましょう。もしもオープンの予定日に間に合わなければ、ペナルティが発生する可能性もあるので、なるべく早めに本部に連絡を入れる必要があります。

まとめ

これまでフランチャイズの準備について詳しく解説してきましたが、イメージすることはできましたか?準備期間には1年ほどが必要になることや、確かなシミュレーションを行うことが肝心だと分かりましたね。「油そば ぶらぶら」では、フランチャイズの出店についての相談も受け付けております。これから挑戦しようと考えている方は、ぜひご連絡ください。